入院57日 ― 2006/12/03 22:41
父(89歳)入院57日
入院後初めて母を病院に連れて行った。父は 日曜日なのに主治医は居ないかとか、看護師の方に母を紹介、挨拶させたい様だった。わざわざ、その手の面倒なことをさせたくなかったので日曜日に連れて行ったのだが(正解だった)
弟も、母も 父の行っていることがわからない。2度目の造影剤後、言葉が聞き取りにくい、ろれつがまわっていない様だ。私にはかろうじて聞き取れるのだが、弟も、母もわからないという
何故なのだろう、
聞き取りたいから、それとも、倒れたときから長くつきあっているからなのか?
父は、威厳もしくは権威を見たい様で必要もなくナースコールをする。自分の非力さを母に見せているだけを気がつかない。いかに大切にされているかを誇示したいようだが
全く逆効果だ。自分が介護する人間がいないと寝返りも打てないと自ら主張している。どうもこのあたりが大正生まれの父のずれている所。これは権威に弱い男のサガかな?
それとも老害?自分が世界の中心にいると思いこんでいるか ?
少々悲しくなる所だ
結局、母は 1時間もしないうちに追い返されてしまった。父は 自分の弱っているところを母には見せたくなかった。(?)
これもジレンマで、父は 自分が癌と言うことをしらない。母は知っている、母は別れ際、何度も父の手をさすっていた。もし父が自分が癌であることを知り余命を考えた場合も同じ行動に出たかは 今後かな?
父が母に感謝するときは最後になるかもしれない、があまりにも悲しいことを考えることはここでやめにする。
1時間で帰されてしまったので、再度、病院に父を見舞いに行く元気は私にはなくなっていた。しかたなく 新宿の雑踏に身を任せにいった。
追記 ヨドバシのゲーム館をのぞくとWiiの緊急入荷があった様で時間つぶしに並んでしまった。父の入院でAV入力のテレビは居間にしかないのに買ってしまった。1時間程度並んだ。
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